株式会社安中特殊硝子製作所

テンパックス®/テンパックス®強化品

テンパックス®は、平均線熱膨張が3.25X10-6K-1と小さく、マルチな分野で優れた耐熱性と耐熱衝撃性を発揮します。また、マイクロフロートプロセスにより平坦で、かつ平滑な表面状態に仕上げられ、高い光透過性と光学的歪みの少ない優れた光学品質を兼ね備えています。

【テンパックス®強化品】
常用最高温度:260℃
ガラスの種類:低膨張ほう珪酸塩
平均線膨張係数:37以下 (X10-7/℃)
常用曲げ強さの最小値:120(N/mm3)
JIS B 8286より抜粋

【テンパックス®(強化なし)】
常用温度:450℃
最高温度:500℃

パイレックス®/パイレックス®強化品

パイレックス®は一般的な耐熱ガラスとして現在まで使用されてきましたが、すでに製造中止となっております。(寸法により在庫の材料にて対応可能な場合がございますので、お問い合わせください)

【パイレックス®強化品】
常用最高温度:260℃
ガラスの種類:低膨張ほう珪酸塩
平均線膨張係数:37以下 (X10-7/℃)
常用曲げ強さの最小値:120(N/mm3)
JIS B 8286より抜粋

【パイレックス®(強化なし)】
常用温度:230℃
最高温度:490℃

石英ガラス

石英ガラスは他のガラスに比べ、金属不純物の含有率が低く非常に純度の高いガラスです。気泡や脈理がほとんど存在せず、特に紫外線領域の透過が良好です。窓、半導体、レンズ、プリズムなど様々な用途で使用されています。透明石英管の標準品で、高純度・高透過性を有し水酸基含有率の低い高温用素材です。殺菌用途やその他の様々な紫外線処理に使用されています。

【石英ガラス】
常用温度:900℃
最高温度:1000℃

ソーダガラス/ソーダガラス強化品

ソーダガラスは一般的な住宅などの窓ガラスとして使用されています。このガラスは強化処理(風冷強化)することにより、強度を向上させることが可能です。(この場合の強度は、物理的衝撃に対するものではありません。)

【ソーダガラス強化品】
常用最高温度:80℃
ガラスの種類:ソーダガラス
平均線膨張係数:98以下 (X10-7/℃)
常用曲げ強さの最小値:150(N/mm3)
JIS B 8286より抜粋

ソーダガラス未強化品の温度データについては、明確なデータがないため表記していません。

耐熱ガラス管

線膨張係数が小さく耐熱衝撃性に優れたガラス管で、ガス加工を行っても発泡や着色がないといった特性もあります。

※ ガラス管の強化処理はできません。

複数のメーカーのガラス管を取り扱っておりますので、お客様のニーズに合わせたサイズをご用意できます。

・耐熱ガラス管(TE-32)
・耐熱ガラス管(サイマックス)
・耐熱ガラス管(デュラン)

水面計用ガラス

反射式・透視式水面計用ガラスは、高温、高圧、急激な熱衝撃に耐えうる特性があり、主に陸用、船舶用ボイラーに幅広く使用されています。(通常タイプの他にも、ご要望に応じて製作可能です)

液晶ディスプレイ用ガラス

【液晶ディスプレイ用ガラス】
スマートフォン、タブレット型携帯端末などモバイル情報機器の増加に伴い、化学強化を用いた、カバーガラス、電子用ガラス、タッチパネル用ガラスの需要が増加しています。安中特殊硝子製作所では電子用硝子の加工を大幅に増強してお客様のニーズに対応します。化学強化炉の加工最大寸法はG6(1850X1500mm)。電子用ガラス及びアルミノケイ酸ガラス(Dragontrail、Gorilla)にも適用が可能です。

【化学強化ガラスとは?】
ガラスを溶融塩に浸漬し、イオン交換することで表面に圧縮応力層を形成したガラスです。ガラスを硝酸カリウム中に浸漬してガラス表面層のイオン半径の小さなNa+を、よりイオン半径の大きいKを置き換えして、ガラス表面に圧縮応力を発生させ、強度を高めることができます。化学強化ガラスは薄いガラスを強化できるという利点があります。

【適用製品】
 ・スマートフォンカバーガラス
 ・タブレット型端末ガラス
 ・モバイルPC
 ・携帯ガラス
 ・各種タッチパネルガラス
 ・各種OA機器
 ・太陽電池ガラス応用製品
 ・電気製品カバーガラス 等
 ・カーナビゲーション用タッチパネル

【寸法範囲】
 最大寸法:1850 x 1150mm
 厚み:0.55~5mm

その他

【一覧】
 ・合成光学結晶(フッ化カルシウム、フッ化バリウムなど)
 ・セル、レンズ、プリズム等光学製品
 ・樹脂(アクリル、ポリカーボネート)